マタイ受難曲 第1部流し聞き バッハは稀代の宣教師
日本人は宗教的要素もありつつ長いというとで音楽にあまり興味がない人からは敬遠されるともいわれる曲ですが、
恥ずかしながら初めて聞いてみました。
やっぱりバッハは偉大ですね!!!
今更なにをという感じですが、
私恥ずかしながらフルートを吹いていながらクラシックなり聴くということは、
一切していないんですね。たぶんその辺の人よりクラシック音楽には疎いと思います。
その私が第1部1時間超を飽きずに聞けたという事実がまず物語っていますね。
他のことをしながらということもあるのですがそれでも途中から音楽に気を取られてました。ということでクラシック初心者が聞いたクラシック初心者へ向けての記事になります。本格的な人はなにいってんだこいつとなりますが、聞いた素直な気持ちです。
マタイ受難曲とは
マタイ受難曲第1部の面白さ
そもそもバッハって何
マタイ受難曲とは
マタイ受難曲って聞いたときイメージするのはなんか難しそうなイメージですよね。
結局のところマタイ福音書のキリストの受難の章を音楽にしたというところです。
こうやって聞くとキリスト教感がすごく強く出てきてちょっと引いてしまう人もいるかもしれませんが「ミュージカル」と思ってきくと抵抗感がちょっとうすれるんじゃないでしょうか。
また有名なミケランジェロの最後の晩餐のシーンといえば抵抗感もあまりないんじゃないでしょうか。
わたしも特にキリスト教とかあまり興味がないので、とりあえず聞いてみるかくらいの感覚で聞き始めました。が気づいたら最後まで聞いていました。
マタイ受難曲第1部の面白さ
これに関してはいろいろ解説されていますが、素直に気づいたら1時間聞かされていたということがすべてだと思います。
キリストのセリフは弦楽器の和音で後光を表現しているという簡単な知識だけ持っていていればだれがしゃべっているかという流れだけでも追えます。
音楽で神々しさや群衆の怒り、嘆きといった感情の起伏が生き生きと表現されていて、素人としてもそのすごさに圧倒されます。特に群衆の怒りの場面でのセリフは鬼気迫るものがあり言語が全く分からない私でも感情の変化が手に取るようにわかって聴きごたえがありました。
音楽の表現力の豊かさ、マタイ受難曲の面白さはこの1言に尽きるんじゃないでしょうか。
そもそもバッハって何者
じゃあそもそもこんなすごい曲を書いているバッハって何者なのって興味はつきないです。【近代音楽の父】の異名を持っていますが、もうこの呼び名だけですごいんです。だってクラシックを全く知らない人でもバッハの名前を知らない人って見たことないんですよね。
さてそんなバッハさんですが、フルネームはヨハン・セバスチャン・バッハといい、生涯の作曲数は1,000曲を超えます。近代音楽の父と呼ばれているのは近代の音楽理論の礎を築いた人であるということですが、なんのことかわからないですよね。
今のすべての音楽はバッハに通じるといったらすごさが伝わるんでしょうか。ローマみたいでかっこいいですよね。
またバッハは毎週のように教会で賛美歌をつくっていたみたいです。
それもあれほどの天才が我々のような素人同然の教会ミサにくる人たちに向けての曲をつくっているって考えたらすごい贅沢な気がしてきますが、バッハも仕事だったんでしょうかね。
なのでバッハにはキリスト教的な思考や曲が結構あるみたいなので、バッハの曲がいいなと思ったらもれなくキリスト教を知っていく必要があるという宗教に興味がない人からするとすごい抵抗があるかもしれませんね。
ただそれを凌駕する音楽のため、バッハはキリスト教の稀代の宣教師ではないかと思います。だって最初の入り口に入れる音楽という手段が歴史上でみてもまれなレベルの天才なんですから。
さてながながとかいてきましたが結局のところはいろいろ御託を並べるより、
実際に聞いてみましょっていうことにつきると思います。
宗教とか関係なく音楽が素晴らしいです。